アートということばから思い浮かぶことはいろいろありますが、最初の話題はやはり、パブロ・ピカソにします。
たくさん作品を残しているので、国内はじめあちこちでみかける機会がありますが、とにかく観ていて時間がたつのを忘れるくらい好きです。
学生時代1978年の欧州旅行でバルセロナのピカソ美術館へ行ったり、1980年夏にはNYC一人旅をして、MoMA のピカソ回顧展に1週間通いつめたりもしました。
80年NYC MoMAのピカソ回顧展のときは、開催期間約半年のチケットは既にすべて売り切れていたのですが、どうしても観に行きたいですとMoMAの人に電話でお願いしたところ、東京から?本当に来るなら1週間分あげるからいらっしゃい!と粋な計らいで実現したのでした。
一言でいうと、ピカソの作品には、古典、古代、地中海、モダン、アヴァンギャルド、といったものが渾然一体になって感じられるところが魅力です。
写真は、ローマ留学まもない1982年暮れ、スペイン階段近くの
フランス・アカデミー(ヴィッラ・メディチ)・ギャラリーで開催された「ピカソと地中海展 "Picasso e il Mediterraneo"」の様子です。作品と歴史的なギャラリー空間が調和して印象に残る展覧会でした。
「
ピカソと地中海展, 1982-83 」
ローマ・フランス・アカデミー(ヴィッラ・メディチ)