1971年、シングル盤が全米2位(R&B部門は1位)と、マーヴィン・ゲイのセルフ・プロデュースでヒットした、ホワッツ・ゴーイング・オン What's Going On。
70年代モータウンを代表する元音源だけでなく、多くのミュージシャンもカバーするR&Bの名曲です。
テナーを吹いているバンド、
ERbutS(イー・アール・バッツ)では、これまたライブの名作音源として有名な、ダニー・ハザウェイのカバー・バージョンを、インスト・アレンジでレパートリーにしています。
年末にERbutSバンマスのSさんと一晩二人で、いろいろCDを持寄って聴きながら一杯やったのですが、Sさん持参の中にちょっとレアなコーネル・デユプリー(g.)晩年のライブ盤(ドイツのマイナー・レーベル)でテナー・ソロが入ったインスト・アレンジのがあるというので、聴かせてもらいました。(
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Cornell Dupree, "Mr.2500 Live at Birdland", 2003
ハンブルクのライブ・ハウス Birdland での2001年12月のライブ録音、コーネル・デユプリー以外は日本では余り知られていない現地のミュージシャンですが、なかなかいいんです、これが。
・Cornell Dupree(g.)
・Nils Gessinger(key./music director)
・Ralph Reichert(ts.)
・Dieter Heinsohn(b.)
・Eckhard Stromer(dr.)
・Roger Cicero(vo.)
・Katja Berg(vo.)
コーネル・デユプリーは晩年、体調が万全ではなかったようですが、それでも、音といい、フレージングといい、音程感といい、聴き惚れるギター・プレイです。キーボードの人は(意識してか、地なのかわかりませんが)ときおり、リチャード・ティっぽくプレイしてます。
そしてテナー吹きの人が実に気持ちよさそうに吹きまくってます。それで正月休みにさっそく、テナー・ソロを練習しながら譜起こししてみました。M.ゲイのオリジナル音源やD.ハザウェイ・ライブ音源はキーEですが、C.デユプリーのは半音高いキーFです。
テナーは1コーラス目(テーマ)のブリッジと3コーラス目(ソロ2順目)まるまる1コーラスを吹きまくっているので、とりあえず2順目Bメロ手前まで拾ってみました。
それで、1月は暇さえあれば一人でiPadのiRealやカラオケ屋さんのカラオケで練習しまして、まあだいたい?吹けそうになってきたので、ついに!Iさん(g.)たちのバンド、ブラック・リストがホストをしている2月9日(日)のフュージョン・セッション@馬車道King's Bar にお邪魔して、はじめて生バンドで吹かせていただき、ホントにご機嫌でした!
余談ですが、このところ採譜に
譜面書きソフトMuseScore(v.1.3)を利用しはじめて、手軽に転調譜をつくれるので、半音下げてオリジナルやD.ハザウェイ・ライブ音源のキーE(F# in Bb)の譜面も作ってちょっと練習してみましたが、今の僕には運指的にとても吹けない感じでした。やはりサックスは#系のキーは難易度高いです。