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長 谷 川 正 允 の ブ ロ グ !

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ホワッツ・ゴーイング・オン  テナー・ソロ What's Going On  Tenor solo

1971年、シングル盤が全米2位(R&B部門は1位)と、マーヴィン・ゲイのセルフ・プロデュースでヒットした、ホワッツ・ゴーイング・オン What's Going On。

70年代モータウンを代表する元音源だけでなく、多くのミュージシャンもカバーするR&Bの名曲です。

テナーを吹いているバンド、ERbutS(イー・アール・バッツ)では、これまたライブの名作音源として有名な、ダニー・ハザウェイのカバー・バージョンを、インスト・アレンジでレパートリーにしています。

年末にERbutSバンマスのSさんと一晩二人で、いろいろCDを持寄って聴きながら一杯やったのですが、Sさん持参の中にちょっとレアなコーネル・デユプリー(g.)晩年のライブ盤(ドイツのマイナー・レーベル)でテナー・ソロが入ったインスト・アレンジのがあるというので、聴かせてもらいました。(youTubeはこちら)
ホワッツ・ゴーイング・オン   テナー・ソロ What\'s Going On  Tenor solo_d0266559_216256.jpg
Cornell Dupree, "Mr.2500 Live at Birdland", 2003

ハンブルクのライブ・ハウス Birdland での2001年12月のライブ録音、コーネル・デユプリー以外は日本では余り知られていない現地のミュージシャンですが、なかなかいいんです、これが。

 ・Cornell Dupree(g.)
 ・Nils Gessinger(key./music director)
 ・Ralph Reichert(ts.)
 ・Dieter Heinsohn(b.)
 ・Eckhard Stromer(dr.)
 ・Roger Cicero(vo.)
 ・Katja Berg(vo.)


コーネル・デユプリーは晩年、体調が万全ではなかったようですが、それでも、音といい、フレージングといい、音程感といい、聴き惚れるギター・プレイです。キーボードの人は(意識してか、地なのかわかりませんが)ときおり、リチャード・ティっぽくプレイしてます。

そしてテナー吹きの人が実に気持ちよさそうに吹きまくってます。それで正月休みにさっそく、テナー・ソロを練習しながら譜起こししてみました。M.ゲイのオリジナル音源やD.ハザウェイ・ライブ音源はキーEですが、C.デユプリーのは半音高いキーFです。

テナーは1コーラス目(テーマ)のブリッジと3コーラス目(ソロ2順目)まるまる1コーラスを吹きまくっているので、とりあえず2順目Bメロ手前まで拾ってみました。
ホワッツ・ゴーイング・オン   テナー・ソロ What\'s Going On  Tenor solo_d0266559_201456.jpg


それで、1月は暇さえあれば一人でiPadのiRealやカラオケ屋さんのカラオケで練習しまして、まあだいたい?吹けそうになってきたので、ついに!Iさん(g.)たちのバンド、ブラック・リストがホストをしている2月9日(日)のフュージョン・セッション@馬車道King's Bar にお邪魔して、はじめて生バンドで吹かせていただき、ホントにご機嫌でした!

余談ですが、このところ採譜に譜面書きソフトMuseScore(v.1.3)を利用しはじめて、手軽に転調譜をつくれるので、半音下げてオリジナルやD.ハザウェイ・ライブ音源のキーE(F# in Bb)の譜面も作ってちょっと練習してみましたが、今の僕には運指的にとても吹けない感じでした。やはりサックスは#系のキーは難易度高いです。
by paveau | 2014-02-12 00:57 | 音楽
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