この週末、クリント・イーストウッド製作・監督・主演、メリル・ストリープ主演の映画「マジソン郡の橋(1995年)」をDVDですが、はじめて観ました。
主演のメリル・ストリープはお気に入りの女優さんですし、クリント・イーストウッドは俳優としても監督としても好きなので、以前から一度観てみようと思っていたのですが、この映画はストーリーに余り興味なかったので、今頃になってようやく観ました。
ストーリーはややこしいような、そうでもないような、はがゆさのようなものがつきまといますが、美しい映像がいろいろあって、意外といい映画でした。
それはそれとして。
いちばん印象的だったのは、ある晩ふたりが、ミュージシャンの友達に教えてもらってこっそり出かけた、町はずれのJAZZクラブのシーンです(1h21m22s ~)。
クラブのバンドは、フロントがトランペットとテナー・サックスの2ホーン!
最初の曲がホンキー・テナーをフィーチャーした、Gのシャフル・ブルース。(2曲目チークタイムのはジョニー・ハートマンのバラード、こちらはレコード音源でしょうか?)
僕が気に入った G のシャフル・ブルース、エンド・クレジットをみると、ジェームズ・リバーズ・バンドの「ジャミン・ウィズ・J.R.」とありました。テナー吹きの人が、バンマスのジェームズ・リバーズさんのようです。曲のエンディングでテーマを2コーラス繰返しますが、なんとなく "Sweet home Chicago" っぽいです。
クリントさんは JAZZ に造詣の深い人なので、映画に出演しているミュージシャンたちが実際にライブ演奏しているのを撮影したのでしょう。とてもいいシーンです。
ジェームズさんの後ろのベーシストはクリントさんのご子息カイルさんだそうです。
テナー吹きのジェームズ・リバーズさん、はじめて知ったミュージシャンですが、とてもかっこいいフレーズを6コーラスほど?(映画では、ソロ1コーラス目前半はメリル・ストリープの回想の声がかぶっているのでよく聴こえませんが、1コーラス目後半から聴こえはじめます)吹きまくっているので、耳コピして譜起こししてみました。ブルーノートの音使い、節回し、アルティッシモの音の出し方、ほんとにかっこいいです!
「マジソン郡の橋」エンド・クレジット(左中央)
ジェームズさんは、クリント・イーストウッドの映画で「バード」「パーフェクト・ワールド」でもコラボしたらしく、また、カメオ出演したのは、「マジソン郡の橋」だけらしいです。