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長 谷 川 正 允 の ブ ロ グ !

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カテゴリ:アート( 5 )

「井上有一 生誕百年記念」展 @ 金沢21世紀美術館

金沢21世紀美術館で明日3/21まで開催中の「井上有一 生誕百年記念」展へ出かけてきました。
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金沢へ出かけたのは、高校1年生夏休み以来46年ぶり! 

21世紀美術館も以前からぜひ訪れたい!と思っていたので、絶好の機会がようやく巡ってきました。

ローマ留学(1982-84)から帰国した頃、六本木だったか、何か展覧会の記念講演会のときだったか、晩年の井上有一さんにお目にかかったことがありました。


井上さんのひと筆ひと筆が、人のように思えます。

一文字としては「貧」がいちばん人のようです。ほんとうに愛おしいです。

また、お書きになる文字が紙に収まらず、とりわけ下へはみ出ている作品も多いように思います。紙の端から先は想像にまかせる、潔い?作品が多いですが、いくつかは画面下に(おそらく下に敷いていた?)新聞紙を貼り足していて、それもまた実に味わいがあります。


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美術館もすばらしかったです。

妹島さんが設計した建物は、東京(東雲、田町、原宿など)のはいくつか拝見していますが、21世紀美術館は評判どおり、いや評判以上に、別格の出来でした!







by paveau | 2016-03-20 12:27 | アート | Trackback | Comments(0)

オランダ・ハーグ派展@西新宿・東郷青児美術館

昨日夕方、損保ジャパン本社@西新宿の42階、東郷青児美術館で開催中のオランダ・ハーグ派展へでかけました。

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読みどおり、空いていて、ゆっくり鑑賞できました。地味な絵画展だが、ミレー、クールベ、ゴッホなども数点。

ゴッホの「白い帽子をかぶった農婦の顔(1884)」は、巷に出回っている画像よりほんものがずっと暗い色調なのが印象的でした。

風景画は明るい、晴れやかな絵も多いですが、室内・人物画は圧倒的に暗い色調の絵が多い。これらの画家たちより200年ほど前の、ヤン・フェルメールが描いた穏やかな光とは、明らかに異なる光と陰。

それから抽象へ向かう以前のモンドリアンの風景画も数点、1907年の風車の絵(ハーグ市立美術館)がよかったです。モンドリアンはこの頃、風車の絵をたくさん描いています。


オランダ・ハーグ派展は、去年から山梨県立美術館、新潟県立美術館、ひろしま美術館、2014年は下関市立美術館、郡山市美術館そして東京へと、約1年かけて巡回。東京会場は狭いせいか、カタログにあるのに展示していない絵もあるらしく、ちょっと残念(詳細未確認)。
by paveau | 2014-05-05 08:04 | アート | Trackback | Comments(0)

松本竣介 生誕100年展 @ 世田谷美術館

3連休だった23日日曜、ふと夕方ならたぶんすいているに違いない!と思い、世田谷美術館で開催中の、松本竣介 生誕100年展を観にいってきました。
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今まで画集以外に実物は数点しか観たことがなく、詳しい知識もありませんが、今年画家の生誕100年を記念して全国を巡回したこの回顧展を、夏頃偶然知りました。それはちょうど葉山の神奈川県立美術館の会期が終了した直後だったので、ずっと楽しみにしていました。

巡回最終の世田谷美術館の会期は前期後期に分かれていて、50点ほど展示作品が入れ替えられ、前期のみの展示作品を見逃してしまいましたが、初期から若くして亡くなる直前まで、代表作だけでなく、初めて観る作品、個人蔵の作品がたくさん展示されていて、タイミングがよかったのか予想通りすいていて、ゆっくり鑑賞できました。閉館までいましたが、それでも、もっと観ていたかったです。

たくさん作品を観て、以前から好きだった風景描写以外に印象的だったのが、40年頃に描いていた「黒い花」でした。ひととおり展示を観終えるころ、初期に黒いデリケートな線で描いていた花が、頭の中で反響し続けていました。展示が年代順に1階から2階へと続き、1階会場を出るともう戻れないという不自由な構成だったことは(日本の美術館にありがちな気がしますが)うっとうしくて残念でありました。



松本竣介を知ったのは、30年前にローマで画家KKさんに出会い、僕がマリオ・シローニが好きだと話したとき、彼が「じゃあ松本竣介は?」と教えてくれたのがきっかけでした。二人の間に直接の関係はないと思いますが、今回たくさん作品を観て、やはり二人に共通して魅かれるものがあるように思いました。まだ、うまくことばになりませんが、彼らが描く建物や都市の風景を観ていると、自分もそこに行きたくなるような、不思議な気分になります。
by paveau | 2012-12-26 12:47 | アート | Trackback | Comments(0)

ティンゲリー

はじめてティンゲリーの作品をみたのがいつだったか、もうよく覚えていません。たしかスイスかどこかの美術館でした。それは、僕がスイッチを入れた瞬間、ガチャガチャ音を立てて動き出し、しあわせな気持ちにしてくれる最高の物体でした。

人にしろものにしろ、出会った瞬間にこころをわしづかみにされることって、人生そうそうありませんし、何十年もたった今でも大好きです。

写真はお気に入りのティンゲリー作品集(1987年夏ヴェネツィア、パラッツォ・グラッシで開催されたティンゲリー展カタログ)。
Pontus Hulten,"Jean Tinguely a magic stronger than death",1987 F.Bompiani
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by paveau | 2012-12-04 12:37 | アート | Trackback | Comments(0)

ピカソ

アートということばから思い浮かぶことはいろいろありますが、最初の話題はやはり、パブロ・ピカソにします。

たくさん作品を残しているので、国内はじめあちこちでみかける機会がありますが、とにかく観ていて時間がたつのを忘れるくらい好きです。

学生時代1978年の欧州旅行でバルセロナのピカソ美術館へ行ったり、1980年夏にはNYC一人旅をして、MoMA のピカソ回顧展に1週間通いつめたりもしました。

80年NYC MoMAのピカソ回顧展のときは、開催期間約半年のチケットは既にすべて売り切れていたのですが、どうしても観に行きたいですとMoMAの人に電話でお願いしたところ、東京から?本当に来るなら1週間分あげるからいらっしゃい!と粋な計らいで実現したのでした。

一言でいうと、ピカソの作品には、古典、古代、地中海、モダン、アヴァンギャルド、といったものが渾然一体になって感じられるところが魅力です。

写真は、ローマ留学まもない1982年暮れ、スペイン階段近くのフランス・アカデミー(ヴィッラ・メディチ)・ギャラリーで開催された「ピカソと地中海展 "Picasso e il Mediterraneo"」の様子です。作品と歴史的なギャラリー空間が調和して印象に残る展覧会でした。

ピカソと地中海展, 1982-83ローマ・フランス・アカデミー(ヴィッラ・メディチ)
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by paveau | 2012-10-04 12:22 | アート | Trackback | Comments(0)