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長 谷 川 正 允 の ブ ロ グ !

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カテゴリ:著作・翻訳など( 15 )

吉阪隆正ビデオ

連休頃、古いビデオを整理していて、久しぶりにみつけました。

吉阪隆正ビデオ(写真右)。

今からちょうど30年前につくったビデオです。
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先生が亡くなって3年余り経った1984年。

僕はちょうどローマ留学から帰国直後でしたが、先生の著作を集大成した「吉阪隆正集( 勁草書房・全17巻・現在絶版)」が完成、その刊行記念パーティでちょっとサプライズ的に先生の映画を上映・披露しよう!ということで、つくるようご指名いただきました。

ベネチア・ビエンナーレ日本館(1955)竣工時の16mmカラー・フィルム、日仏学院(お茶の水、19xx、現存せず)地鎮祭や早稲田大学山岳部マッキンリー登頂隊(19xx)の16mmモノクロフィルム、ヨーロッパ建築視察団参加諸兄撮影の吉阪団長の映像、吉阪研後輩青田さん監督・撮影による、建築学科新入生に吉阪研究室を紹介する先生インタビュー、僕が撮影した研究室最後の蔵王スキー旅行の8mmフィルム、などなど。

写真中央は各オリジナル・フィルムからテレシネした、編集前のラッシュ映像テープ。

写真左は吉阪隆正ビデオとは直接関係ありませんが、放送大学の吉阪先生のTV講義「生活と形」第1回・第2回のエアチェック・テープです。


吉阪隆正ビデオは、今風にいうと、先生のお宝映像満載(笑)。吉阪隆正集刊行記念パーティでの上映は、予想以上の大好評をいただきました。映像提供していただいた諸兄、全集刊行関係者のほか、予定していなかった配布希望がたくさんあって、100本ほど複製テープをつくって配布しました。

その後も、何度か各地(新宿・ギャルリ- ・ タイセイ・1997~98年など)で行われた吉阪隆正展の展示会場でも上映しました。

1984年当時、虎ノ門にあったビクターのホームビデオ・編集センターに通って編集したアナログ・ヴィデオなので、今の眼で観ると良くも悪くも超ローテク。いずれ機会があったら、ラッシュ・テープからデジタルで再編集したいなと思っています。








by paveau | 2014-05-10 17:19 | 著作・翻訳など | Trackback | Comments(0)

村野藤吾と前川國男: 西欧の記憶と美術館

Murano Togo e Maekawa Kunio
memorie e musei dell'Occidente

「村野藤吾と前川國男:西欧の記憶と美術館」

「Controspazio」誌1991年1月号, pp.55-66
日本建築特集<第2回>
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日本を代表する2人の建築家による美術館建築作品、村野藤吾設計の小山敬三美術館(1975)と、前川國男設計の国立西洋美術館増築(1980)を対比した日本近代建築論(原文イタリア語)。

小山敬三美術館外観
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僕がイタリア語で考え、書いた原稿を、ローマ大学で近代建築史をご指導いただいたC.セヴェラーティ教授と対話しながら推敲したため、日本語原稿がなく、自分で訳した日本語訳もありません(同誌巻末に和文抄録がありますが、僕が書いたものでなく、残念ながら論旨がわかりません)。
by paveau | 2012-11-16 22:01 | 著作・翻訳など | Trackback | Comments(0)

特集:ガエ・アウレンティ (翻訳)

特集:ガエ・アウレンティ (翻訳)

「a+u」1987年6月号pp.11-70

「建築は女性である」 pp.13-18
著者:エミリオ・バッティスティ
訳者:長谷川正允

オルセー美術館(改修)1986 pp.19-
そのほかの作品解説 pp.47-70
訳者:長谷川正允



パリのオルセー美術館の改修(1986)や、千代田区九段のイタリア文化会館(2006)の設計者としても親しまれた、イタリアを代表する女流建築家ガエ・アウレンティさんが昨日逝去されました。彼女にお目にかかったことはありませんでしたが、オルセー美術館の改修の翌年1987年「a+u」の特集で翻訳を担当させていただきました。

謹んでお悔やみ申し上げます。
by paveau | 2012-11-02 21:13 | 著作・翻訳など | Trackback | Comments(0)

光で書く 撮影監督ストラーロ (ビデオ評)

「光で書く 撮影監督ストラーロ」 (ビデオ評)
「SD」1995年01月号, p.173
出版社:鹿島出版会

撮影監督ヴィットリオ・ストラーロについてのドキュメンタリー映像「光で書く 撮影監督ストラーロ」がビデオ化された際に書いたビデオ評。


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ビデオ発売時のパンフレット

「光で書く 撮影監督ストラーロ」
監督:デヴィッド・トンプソン
撮影:V.マラーノ、L.パレシ、M.マルケッティ 他
編集:N.パーカー
プロデューサー:L.ネグリ
制作:Happy Valley Films
出演:ヴィットリオ・ストラーロ、フランシス.F.コッポラ、
   ベルナルド・ベルトルッチ、ウォレン・ベイティ 他
1992年/カラー/英国/60分
日本語版字幕:戸田奈津子
HiFi-mono/VHS
ダゲレオ出版
6180円
(以上 ビデオ評より)




イタリアを代表する撮影監督のひとりで、B・ベルトルッチ監督の「暗殺のオペラ(1969)」「暗殺の森(1970)」「ラストタンゴ・イン・パリ(1972)」「1900年(1975)」など、F・F・コッポラ監督の「地獄の黙示録(1976/77)」「one from the heart (1981)」など、W・ベイティ監督の「レッズ(1981)」などの撮影監督をつとめたヴィットリオ・ストラーロですが、このドキュメンタリー作品「光で書く」より10年ほど遡る1983年、留学中のローマ大学で、10日間ほど昼夜連続でさまざまな映画上映と映画人講演会があり、彼の講演会もその中で開催され、聴きに行きました。

撮影監督(director of photography)ということばに、当時まだなじみがありませんでしたが、そのときの優雅な立振舞い、まるで即興詩のように色や光について語る彼に強烈な印象を受け、撮影監督という職業を耳にすると今でも真っ先に彼を思い浮かべます。

「色には意味がある。赤は愛情や情熱だ。青は理性だ。ピエロ・デッラ・フランチェスカの青を思い浮かべればいい。白は調和ある世界だ。」

「自然光と人工の光、それは物語であり、歴史なのだ。私は光と影をつくりだすのだ。」


僕がみた講演会ののちも、ベルトルッチとは「ラスト・エンペラー(1987)」「シェルタリング・スカイ(1990)」、コッポラとは「ニューヨーク・ストーリー(1989)」、ウォレン・ベイティとは「ディック・トレイシー(1989)」などの作品で協同し、こうした彼の姿勢はその後も変わることなく今日に至っていると思いますが、感覚的な映像にとどまらない、色や光に対する彼固有の強い意志、信念、映像そのものの物語性のようなものをとても強く感じます。
by paveau | 2012-11-01 19:24 | 著作・翻訳など | Trackback | Comments(0)

ブーム  (共同翻訳)

ブーム - イタリアの企業・デザイン・社会 [単行本] (共同翻訳)
著者:L・ゴッビ, R・ブロニャーラ, F・モラーチェ, F・ヴァレンテ
訳者: 鵜沢 隆, 押場 靖志, 長谷川 正允, 長谷川 寿美子
出版社:鹿島出版会,1993年12月

1980年代にイタリアでブームを巻き起こした10の商品についての評論。
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序章・結論
アレッシ・ケトル(ポット)
フィアット・ウーノ(小型自動車)
翻訳:鵜沢 隆

ムリーノ・ビアンコ(ビスケット)
レプッブリカ(新聞) 
翻訳:押場 靖志

エンポリオ・アルマーニ(ファッション)
ユナイテッド・カラーズ・オブ・ベネトン(ファッション)
翻訳:長谷川 寿美子

マッキントッシュ(パソコン)
スウォッチ(腕時計)
翻訳:長谷川正允


上記8アイテムのほか、原著にあったティンバーランド(カジュアル・シューズ)、ペルジーナ・チューブ(チョコレート)は、日本語版出版当時、知名度が低い等の理由で割愛されましたが、その後、日本でも知られるようになりました。約20年を経た現在、振り返ってみると、ほんとうに時の流れを感じます。
by paveau | 2012-09-30 23:47 | 著作・翻訳など | Trackback | Comments(0)

ル・コルビュジエを変換すること (翻訳)

「ル・コルビュジエを変換すること」
著者:ウィリアム・J・R・カーチス
訳者:長谷川正允

「ル・コルビュジエと日本」に収録、pp.161-172。
編著者:高階 秀爾 (編集), 三宅 理一 (編集),
     鈴木 博之 (編集), 太田 泰人 (編集)
出版社:鹿島出版会, 1999
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1997年2月9日、11日、田町の建築会館ホールで開催された国際シンポジウム「世界の中のル・コルビュジエ - ル・コルビュジエと日本」の全発表を収録した報告書。
by paveau | 2012-09-29 12:38 | 著作・翻訳など | Trackback | Comments(0)

渡辺泰男 イタリアにおける新しい学校建築(翻訳)

渡辺泰男とそのグループによるイタリアにおける新しい学校建築への試み
「SD」1987年03月号特集,pp.49-64
出版社:鹿島出版会

「エピソードに富んだ環境 - 渡辺泰男の学校建築」
著者:ジャンカルロ・デカルロ
訳者:長谷川正允

その他
by paveau | 2012-09-29 12:22 | 著作・翻訳など | Trackback | Comments(0)

Villa Romana ローマのヴィッラと庭園

Villa Romana ローマのヴィッラと庭園 長谷川正允
「SD」 1995年12月号 pp.61-80
出版社:鹿島出版会


villa Doria Panphili
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villa Medici
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villa Albani
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by paveau | 2012-09-28 16:38 | 著作・翻訳など | Trackback | Comments(0)

南イタリアのバロック建築 (特集・共著)

南イタリアのバロック建築  (特集・共著)
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シチリア・バロックとレッチェ・バロックの魅力

・シチリア
バロックの誘惑 竹山博英
辺境の二重性 長谷川正允

・レッチェ(サレント島)
南イタリアのバロック 岡田哲史+長谷川正允


「SD」 1995年02月号
出版社:鹿島出版会
by paveau | 2012-09-28 16:29 | 著作・翻訳など | Trackback | Comments(0)

知られざるカルロ・スカルパの作品 (翻訳)

「知られざるカルロ・スカルパの作品-1,-2)
著者:セルジオ・ポラーノ(1,2)、マルコ・ムラッツァー二(1)
訳者:長谷川正允
(1)「a+u」1987年9月号pp.83-94、
(2)「a+u」1987年12月号pp.11-18





パラッツォ・アバテリス美術館、パレルモ、シチリア
Palazzo Abatellis, Carlo Scarpa, Palermo, 1953-54

パラッツォ・アバテリスは、シチリアの建築家M・カルネリヴァーリが15世紀末に法務裁判官F・パテッラの大邸宅として建設し、後に数百年にわたって女子修道院として使われた、地中海地域の多様な様式を示す独特な歴史建築物です。第2次大戦末期1943年の爆撃で半壊してしまいましたが、戦後、若き日のスカルパによってシチリア国立美術館として改修されました。

2階ロッジア
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スカルパによる石の階段
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1階ガジーニ展示室
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1階ラウラーナ展示室
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2階広間 2つの十字架展示室
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2階広間窓
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2階トスカーナのキリストの展示
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by paveau | 2012-09-28 11:30 | 著作・翻訳など | Trackback | Comments(0)