さる6月30日、7月1日と、2日間にわたって、台北市、宜蘭(イーラン/ぎらん)市を移動しながら、「有形学会 in 台湾 2017」が開催され、僕も参加してきました。
今年は、吉阪隆正先生の生誕100年にあたるそうで、およそ30年ぶりに有形学会を開催しよう、しかも台湾で!ということで、日本からの参加者が35名だったというのも大盛況でしたが、それよりはるかに多くの台湾のかたがたがあたたかく出迎えてくださって、とても感慨深い催しになりました。
今から3年ほど前になりますが、僕が早大吉阪研究室修士課程に在籍していた当時(1977-79)博士課程にいらした陳亮全さんが来日した際、久しぶりに皆で一杯やろうと、懐かしい面々が研究室ゆかりの高田馬場「葉隠れ」に集まりました。その晩、東京は大雪でしたが、久しぶりに陳さんを囲んで一同大いに盛り上がり、今年が吉阪先生生誕100周年なので、ぜひ台湾で有形学会を開催しようということになりました。
そんなことはしばらく、すっかり忘れていましたが(笑)。
今年の春先に、ホントにやる!という案内をいただいて、とりあえず6月30日~7月2日は開けておきました。僕が海外渡航するのはおよそ25年ぶりでした(笑)。
さて。
1日目(6月30日<金>)。日本からの参加者は、12:00に台北松山空港到着ロビーに集合。前日から台北入りしていた参加者もいたようです。
さっそく空港からチャーターバスに乗込み、宜蘭市へ。昼食はバスの中で地元のお弁当、おいしかったです。
午後は宜蘭市で、建築家黄聲遠さんの作品と、象設計集団の作品を見学。途中、黄さんのご厚意で彼の事務所、フィールドオフィス・アーキテクツを表敬訪問しました。
黄聲遠さんは、2015年にギャラリー間で展覧会を開催なさったので、ご存知のかたも多いと思います。
宜蘭市、羅東文化工場を見学する有形学会参加者一行。
黄さんご自身に作品を案内していただきました(写真中央、柱下の麦藁帽の人)
羅東文化工場 1999-2012 黃聲遠(ホァン・シェンユェン)+田中央聯合建築師事務所(フィールドオフィス・アーキテクツ)(the Luodong Cultural Working House 1999-2012 Fieldoffice Architects and Sheng-Yuan Huang) june 30.2017